ご紹介中の本は、イラストレーターという職業で生計を立てる筆者が、非常に勉強になった本。イラストレーションやアニメーションの勉強では基本ともいえるバイブルです。

徳間書店「生命を吹き込む魔法」

このホームページでは強く印象に残った部分を簡単にご紹介させていただいております。あらすじ未満??実際に書籍を購入されると、きっと一生モノの教科書として活躍してくれると思います。


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ジャンル:「日本のアニメ−ション」/01

日本のアニメーションの現状1「ジャパニメーション」

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日本のアニメ、これがジャパニメーション。 今では日本の輸出産業ともなっています。世界中で人気を得ることの出来るアニメとは、日本専用アニメとは何が違うのか?どんなビジネスをしているのか?たくさんのことが気になります。

日本のアニメ、ジャパニメーション

日本のアニメーション・イラストをお話しする前に、自分が知る限りの今の日本のアニメーションの現状をお話しします。多少、独断と偏見が含まれていると思われますが、個人の理解の範囲内というということでご容赦ください。


20年、もしくは30年前ぐらいでしょうか?日本のアニメーションが、世界に認められる、というか、全世界で放送されるようになりました。
とても面白くて大好評の反面、日本との風習の違いなど、子供が見るものとしてはストーリーがわかりにくいほど複雑に構成されたり、流血、殺し合いなど残酷シーンがあるものがあるわけです。そのシーンをカットして放送するなど編集しなければ子供に見せられないという強い印象を植え付けられた人々もいました。

特に有名なハナシとして、こんなハナシがあります。北米のテレビ放送局では、編集しないと放送できない日本のアニメーションをわかりやすく区別するために、アニメーションとジャパンをからめて”ジャパニメーション”といってわかりやすく区別していました。
ここからジャパニメーションという言い方が始まったのかもしれません。

そうです。皆さんがよく日本のアニメーションが世界で注目されてジャパニメーションという固有名詞、尊敬語みたいに思っているこの言葉の始まりは、編集、カットしないと放送できないほど、ひどく強烈なものとしてつけられたのが真実です。ですが、そのジャパニメーションという言葉は、日本のアニメーションのオタクレベルの高さという意味合いで使われるようになりました。

日本のアニメーションが注目されジャパニメーションと呼ばれるようになり、そのエンターテインメントとそれを取り巻くメディアの拡張によってアニメーションは、良くも悪くも今や子供から一部の脳を使うのが苦手な大人まで見るものなってきました。


それに比例するようにアニメーションを制作、作るにはその隔たりがない無限の労働時間など人件費がとてもかかります。アニメションの主人公などの登場するキャラクターのおもちゃやグッズを売り出して、そのまかないきれない人件費を埋めるのがアニメーション制作会社の生き残りをかけた終わり無き課題です。
一昔前までは基本、大きなアニメーション制作会社はひとつのアニメーションを制作の際、自分の会社だけでまかなっていました。それが今現在は形態が変わり、よほど単純なアニメーションでもない限りは、ほかの数社のアニメーションスタジオに手助けをしてもらうのが主流です。

アニメーションを制作する作業をできないところや、やりきれないところをほかに任せるという行為は、助け合って制作するということでとてもいいことだと思います。しかも任せた制作会社がその分野で専門、得意なところであれば、安心です。

ただ、現在の製作工程を見るとアニメーションで一番効率が悪く、手間と時間がかかるのが動画の部分です。でもこの動画の部分はアニメーションを手がけるアニメーター泣かせの部分でありながらもっともアニメーターの技術とそのテクニックの向上をはかるためには、とても良い行程なのです。


しかし、その行程を海外でやすくすませたり、日本のアニメーション制作会社では、動画の部分をほとんど外国人、韓国、中国系のアジアの人たちに任せて(賃金を安くすませるということもあり)いるのが、今の日本のアニメーション自分が知る限りの現象です。そのため日本の技術テクニックが他の国に任せることによってその外国のアニメーターの技術があがりしかもそれがただで提供されるという結果になっています。

皆さんもテレビアニメーションやアニメ映画などのスタッフロールを注意深くご覧になられるとわかると思います。日本人の名前の中に英語で韓国や中国人の名前が出てくることがほとんどです。しかもそれが前述でお話しした動画の部分の制作スタッフとして流れています。中にはスタジオの名前のみで外国人、スタッフの方たちの名前も省略されているアニメもあります。

とにかく生産効率を上げて世にすばらしい完成品を多く送り出すかということを考えれば、非常に理にかなった制作方法のジャパニメーション。
オタクの文化といわれ、作ることはできても売ることのできない人々によって生み出される日本の特色は、いつの日か日本の歴史の思い出したくない1ページに数えられそうな感があります。

パワー、エネルギーに溢れて生み出された世界の人気者、ハローキティの様なキャラクターが待たれます。

ディズニーアニメーションの歴史はディズニーイラストの歴史でもあります。
これだけの長い間、愛され続けるディズニーキャラクターは、
イラストレーションを考える上での基本となるポイントが満載です。
徳間書店「生命を吹き込む魔法」というバイブル、
実売で1万円前後と若干高価ですが、興味をもたれましたら、
ぜひ手にとってご覧下さい。