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徳間書店「生命を吹き込む魔法」

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カテゴリ「アニメーションの技法2」/11

アニメーション基本原則3-1・「ステージング(演出)」

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アニメーションの基本原則(アニメーターたちの基本原則9つ)となった手法についてをお伝えしています。
今回は、アニメーション基本原則3、「ステージング(演出)について」その1

前回は 「びっくりギャグ」についてお話しました。びっくりギャグとはアンチシペーション(予備動作)の逆というハナシでした。今回はアニメーションの原則3「ステージング(演出)」についてお話します。

9つの基本原則・アニメーションの原則について(おさらい)

今回からアニメーションの技法「2」ということで、アニメーションの原則を改めて記載します。

  1. スクオッシュ(潰し)とストレッチ(伸ばし)
  2. アンチシペーション(予備動作)
  3. ステージング(演出)
  4. ストレート・アヘッド・アクション(逐次描き)と
    ポーズ・トゥ・ポーズ(原画による設計)
  5. フォロー・スルーとオーバーラッピング・アクション(後追いの工夫)
  6. スロー・インとスローアウト(両端詰め)
  7. アーク(運動曲線)
  8. 副次アクションタイミング誇張実質感のある絵(イラスト)
  9. アピール(訴える力)
ステージング(演出)とは

アニメーションの基本原則3、ステージング。けっこうまえの記事で取り上げたとおり、ステージングは、 様々な分野のアニメーションで法則が適用されていました。定番の中の定番といってもいいでしょうか。

つまり、ステージングは最も普遍性の高い原則です!

その意味は厳密に決まっています。ステージングとは、あるアイデアを「どこをとっても間違いようのないほど明確に提示すること」です!もっと簡単に言えば、ハッキリとしたアイデアの表現といわれます。
例えば下記のような感じで。

  1. アクションなら内容を理解できるように。
  2. キャラクターなら誰だか見分けがつくように。
  3. 表情なら見てとれるように。
  4. 雰囲気なら観客の気持ちを動かすようにする。

これらがステージングなのです。正しくステージングされていれば、 それぞれの要素は観客に100%伝わるもの。そして一番大切なのは、常に「ストーリー・ポイント」。ストーリーのポイントということ、でしたっけ。

例えば、ある特定の演技内容でストーリーを進展させようと決めたとします。その場合、どのようにステージングすべきか?
すべてが見えるようにロングショット(引き)にするのと、キャラクターの特徴がきわだつようにクローズアップ(寄り)にするのとでは、オーディエンスはどっちが面白いでしょうか?

1つのマスター・ショットを使ってカメラを近づけていくか、それとも短いカットを積み重ねていろいろなものを見せる方がいいのか?各カットは全体のプランに合わせる必要があり、フィルムの中のどのコマもストーリーポイントを明らかにするのに役立っていなければなりません。


「不気味な」感じが必要なときは、そのカットは不気味な状況を示すシンボルで埋めつくされます。古びた家、吹きすさぶ風、かさこそ音を立てて庭を舞う紙屑や落ち葉、月にかかる雲、暗い空。葉の落ちた枝が窓に当たるのもいいし、影がゆらめいてもいい―それらのシンボルすべてが「不気味さ」を示しています。
そういうカットに明るい色の花壇は当然似合いませんね。

ディズニーアニメーションの歴史はディズニーイラストの歴史でもあります。
これだけの長い間、愛され続けるディズニーキャラクターは、
イラストレーションを考える上での基本となるポイントが満載です。
徳間書店「生命を吹き込む魔法」というバイブル、
実売で1万円前後と若干高価ですが、興味をもたれましたら、
ぜひ手にとってご覧下さい。