ご紹介中の本は、イラストレーターという職業で生計を立てる筆者が、非常に勉強になった本。イラストレーションやアニメーションの勉強では基本ともいえるバイブルです。

徳間書店「生命を吹き込む魔法」

このホームページでは強く印象に残った部分を簡単にご紹介させていただいております。あらすじ未満??実際に書籍を購入されると、きっと一生モノの教科書として活躍してくれると思います。


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カテゴリ「アニメーションの技法3」/27

アニメーション基本原則9-1・ディズニーの「タイミング」前編

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アニメーションの基本原則(アニメーターたちの基本原則9つ)となった手法についてをお伝えしています。
今回はアニメーションの基本原則9、「タイミング」その1

ディズニーアニメーションのタイミング 前編

今回は、タイミングについて前編です。

以下、今回のお話しの前提です。

  1. あるアクション(部分部分のアニメーションの動き)を制作するのに必要な時間は、それに使われるイラストの枚数で決まります。簡単です。これはもちろん想像がつくと思います。
  2. 単純で明確で表現力豊かなイラストを描けば、ストーリーポイントはすぐに観客に伝わります。 これもいわれてみればごもっとも。実践するのは難しいですが。

アニメーションの基本原則であるタイミングとは?!なんぞや?

当時、アニメーションを制作する段階でのキャラクターなどの動きといえば、”速い動き”、”遅い動き”、のように単純で極端なものに限られていました。キャラクターの動きといえば基本は程度だったんです。追加事項として計算されるのは、特殊な扱いを要するアクセントや 力点(力を入れているところ)、キャラクターの大げさすぎる動き。このあたりががそれに加わるだけでした。

次のようなキャラクターの状態は、動きの速さで決まります。
無気力か、興奮しているか、そわそわしているか、くつろいでいるかなど。

タイミングについて端的に考えます。ここで前提を思い出して下して下さい。タイミングとは、中割り(日本では動画のこと)の枚数に細心の注意をはらうこと。そうしないとキャラクターの演技も態度も描写できない、このような内容になります


書籍からの評価でいうと、中割り・タイミングの特徴が良く出ているイラスト(というかアニメ)は、「ミッキーの芝居見物」(Orphan's Benefit)ということです。ディズニーアニメーション制作会社のアニメーター:ディック・ランディ氏の作品「ドナルドダック」が出てきます。
このアニメ、なかなかに頭をねじらせて頂きましたので、以前筆者のブログでご紹介させて頂きました。

アニメーションのストーリーは、詩を暗記しながら歩いているドナルドに、突如としてアイスクリームを顔にぶつけられる中割りカットです。このカットを最高に愉快にしているのが以前ご紹介した”誇張”です。
ドナルドの動きは明確に演出され、タイミングには強いインパクトがあります。アクション全体を貫く笑いのコンセプトが感じられますね。

ディズニーアニメーションの歴史はディズニーイラストの歴史でもあります。
これだけの長い間、愛され続けるディズニーキャラクターは、
イラストレーションを考える上での基本となるポイントが満載です。
徳間書店「生命を吹き込む魔法」というバイブル、
実売で1万円前後と若干高価ですが、興味をもたれましたら、
ぜひ手にとってご覧下さい。